【2008年6月3日の訪問です】
大阪の後は和歌山へ。
紀伊半島を紀勢線でぐるっと周り、関西本線、東海道本線と普通列車で神奈川まで帰宅するプランだ。
んで、和歌山駅から乗った紀勢線。なぜ湯浅駅で下車したのか、全く覚えていない。
湯浅は醤油で有名な町。趣のある古い街並を散歩していたら、突如として銭湯が目に飛び込んできた。
レンガの門構えに昇天。建物も、渋すぎる。もう、この外観でノックアウト!!
JR紀勢線の湯浅駅から徒歩2~3分、 布袋湯です。
ここで銭湯に入る予定は全く無かったけれど、入らねば一生後悔するだろう。
しかも、ちょうど開店の時間だ。偶然の出会いに感謝し、予定を全て変更して突撃した。
レンガをくぐる。暖簾には何故か傘がかかっていた。
暖簾の横に暖簾。痛んだ「男」の看板がいい味を出している。
もちろん番台式。
脱衣所。
花の名前が書かれたロッカー!この銭湯に通っていた芸者さんの名前とのこと!!素敵。
浴室入口の上部にはカラフルなガラス。入浴前から、のぼせるね。
浴室は色鮮やかなタイルがビッシリ。
昔のままの空間が、そのまんま残っている。
こんな素晴らしい銭湯に偶然出会えるとは、本当にラッキーだった。
相客は2~3人だったと思う。もちろん、みんな地元のおっちゃん達。
石鹸を持っていなかった私に、親切なオヤジが「これ使いなよ」と貸してくれた。
その後、
「どこから来たんだ?」
「若い人はあまりこないから珍しい。何故こんなところへ」
など、質問攻めに(笑)
ここまで地元色の強い銭湯は初めての経験だったので、本当に楽しかった。
布袋湯の入浴がきっかけで、銭湯の楽しさに気づいたと記憶している。
入浴を終えると、自転車や車が停まっていた。賑わっているようで、嬉しい。
さらば…!また来る時まで、お元気で。
【布袋湯】
住所:和歌山県有田郡湯浅町湯浅1143
営業時間:16時~19時 (水曜のみ~18時半)
定休日:日曜
駐車場不明
◆時系列で3湯目◆
※訪問当時のデータです
ツイッターで知ったのですが、布袋湯さん、現在も元気に営業されている模様です。東京在住のワタシには湯浅駅?ってどこ??という感覚ですが、ぜひ行ってみたいと思います。花街銭湯なのにも惹かれます
返信削除今はもう営業されてません
返信削除煉瓦のアーチは健在